特装本
本でありながらパッケージの機能も果たすこの製本。表側から開けばプログラム、裏側から開くと文房具が収納されています。しかも収納された文房具もえんぴつの芯以外は全て紙。素材として紙の応用価値を追求した、驚きいっぱいの作品です。
本-
紙：①表紙：特Aクッション②本文：上質紙
製本：背糊
プログラムとパッケージの機能を兼ね備えたブック。ミーリングしてから背糊で製本。 
表紙-
紙：特Aクッション＋イルミカラー
加工：紙象嵌（かみぞうがん）
東北紙業社の独自製法による“紙象嵌”をイルミカラーで施した。
メモ帳-
紙：エースボール、上質紙
加工：箔押し
製本：糸ミシン綴じ
色鮮やかな蛍光色の糸で、上糸と下糸を変えて綴じている。 
えんぴつ- 新聞を再利用して作られた紙のえんぴつ。紙にのり付けをしながら芯に巻きつけて軸を形成しているため、エネルギー消費が非常に少なく、環境にもやさしい。
筆箱-
紙：エースボール＋イルミカラー
加工：加熱型押し／留箱（C式）
昔ながらの留箱の製法。エースボールとイルミカラーという対照的な紙を合紙した。
クリップ-
紙：エースボール＋イルミカラー
加工：加熱型押し／抜き
合紙⇒加熱型押し⇒抜き加工の手順で製作。しおりとしても利用できる。
消しゴム-
紙：エースボール＋イルミカラー
加工：加熱型押し
けしボムのケースを製作。折り加工、のり付けは手作業によるもの。
定規-
紙：OKフロート＋イルミカラー
マーメード＋ケンラン
加工：箔押し／糊／抜き
4枚の紙を合紙し、長辺１編を斜めにカット。合紙したOKフローに加熱型押しをすることで、イルミカラーの色が透過する。
