製本用語集

らんちょうぼうしそうち、らんちょうけんさそうち (乱丁防止装置、乱丁検査装置)signature detector

給紙作業工程において発生する各種の乱丁・グルを機械的に監視・発見する装置。丁合機・中とじ入紙掛け機械の各駒・鞍に設置される。光センサー判別方式の機器が主流。印刷の濃淡、絵柄、文字等のズレ、紙じわ、裏白等が検知できる。自動方式設定による操作を行えば乱丁ではにものの誤認も、センサーが誤認であることを判別してフィードバックする。使用者が判断する設定モードの変更は可能であるが、許容値との関連をつねに気をつけなければ、逆に事故に繋がる危険もある。最近はCCDカメラ方式も採用され、製本所の「信頼」基盤を守っている。乱丁防止装置の基本的な構造は、折丁の印刷面を静止状態の瞬時に光学的に1枚1枚の絵柄・文字等を光の発光装置と受光センサーにて、同一か、異種かを、半導体を使用しデーター的に識別する(測定基準値と非検査値との比較により)。判別結果を信号方式にて機械本体に伝達して、異種を検出した場合に警報・機械停止・排出信号等により、丁合ミスを未然に防止する。
メーカー・商社 (株)エクセル・アイエヌ、(株)北電子、(株)千代田マシナリー、東京出版機械(株)

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