製本用語集

ほうしょ (奉書)

上(かみ)に奉る文書や、上意を奉じて下に下知する文書。とくに武家政治時代に将軍の命をうけて執事・奉行・老中から下した文書(下知状・げちじょう)などから転じて、それらを書く時に使う「奉書紙」の略称となった。現在では大奉書、中奉書、小奉書が用途によって使い分けられている。また奉書に色をつけた「色奉書」を装丁に応用することもある。