ねつあっちゃく、カレンダー(熱圧着、カレンダー)
カレンダーの新しい製本方法。カレンダーの紙葉すべての天の部分に30mmほどの幅で帯状にあらかじめベタ刷りしておき、このベタ刷りの部分を製本の際、加熱・加圧して丁合カレンダーを接合する。ベタ刷りした印刷インキが、熱と圧(2t以上)に反応して接着効果をあらわす。天の接着した部分の接合をさらに強固するため、カレンダーの天の部分(上端から30~40mm)に裏面からミゾを入れる。前面からは膨らんだ筋が一本、カレンダーの上部を横断しているように見える。その筋の下にむしり取り用の切り取りミシンが入れられる。天金具を使わない、環境に優しいカレンダーとして採用が増えている。ただし、印刷時に熱圧着のためのベタ刷りが必要、加熱・加圧のため製本スピードに難点がある等が指摘されている。