見返し(2ページ)の片側に15mm幅の裏打ち寒冷紗を足継ぎし、それを本文の巻頭と巻末に貼り込み、丁合い・下固めを経て、ノド際に針金で平綴じして仕上げ断ちする。南京に用いる表紙は背クロスを用いた継ぎ表紙仕立てとし、板紙の厚さは1~1.5mm程度。平紙は印刷紙、背空きは束厚プラス20mm位が適当。三方のチリは各2mmをつけてくるむ。主に教科書・講義録・チャイルドブックなどに行われる。「南京表紙」「南京とじ」「東京ブック」等の言い方もある。