つきそろえ (突き揃え)jogging
断裁を正確に行うための前準備。突き揃えは、
- 紙葉と紙葉の間にエアを入れ(風入れ)、紙と紙のくっつきをなくす。印刷後、棒積みされているので、紙積みはブロック化している。静電気もある。風入れはつまんだ紙束を手首をあえす等して行う。紙100枚くらいをつまみとって風入れする。力仕事で、しかも熟達したワザである。
- 風入れして突き揃え機上に積まれた紙ブロックは、刷本の長辺のクワエ側・短辺のハリ側が振動する突き当て板で突き揃えされる。突き揃え機には、100枚単位でくりかえし紙を積み込み、ハリ・クワエの二辺がよく揃うまで機上で振動を加え続ける。
- 突き揃え終了後、こんどはエア抜きが必要。印刷面を汚さないように、紙積みを押しこするようにしてエアを抜く。エア抜きローラーが最近の突き揃え機には装備されていて、紙積みを上から押さえつつ走行して、ローラーがエアを押し出す(抜く)。以上の作業が突き揃え機の上で行われる。
- 突き揃えの終わった紙積み(500~1000枚)は、断裁機定盤の上に移し断裁される。