製本用語集

だんさいき (断裁機)cutting machine/paper cutter/guillotine cutter

突き揃えして積み重ねた紙を所要の寸法に断裁する。刷り本の断ち割りや仕上げ断裁のほか、別丁(付属印刷物)・クロス類・板紙などの断裁を行う。次のような機械からなる。制御盤(control panel)、紙締め装置・クランプ(clamp)、突き当て・バックゲージ(back gauge)、圧力調整器(calibrated pressure adjustment to clamp)、定盤・エアテーブル(cutting table)、照明された断裁目盛り(illuminated cutting scale)、断裁包丁(cutting knife)、始動装置(starting device)、光電管安全装置(photoelectric tube safety device)などがある。 現在稼働中の断裁機は1万台といわれる。内、製本所が使用しているものは5~6千台(1社2台平均2500社の見当)。手回し、手引き、動力、手締め、自動締め、光電管安全装置付き、油圧、高速、記憶装置付きと進歩を重ね、現在はコンピューター搭載・カラーディスプレイ表示・液晶タッチパネル等のものが発表されている。また断裁周辺装置の開発・普及も著しく、スタッカー装置・降ろし装置をはじめ、付き揃え機への紙積み・突き揃え・定盤上での紙回し・断裁紙の積み上げ等、周辺作業を含めた断裁全作業をシステム化する方向が続いている。
メーカー 朝田機械(株)、(株)イトーテック、(株)勝田製作所、(株)共同精機、(株)永井機械製作所、(株)橋本マシナリー、(株)樋口鉄工所、(株)ホリゾン、(株)三浦鉄工所、(株)柳田機械製作所、余田機械工業(株)、ポーラー(ハイデルベルグPMT(株))、ボーレンベルグ((株)イリス商会)、シュナイダー(大日本インキ化学工業(株))。