本の小口装飾の一種で、辞書・各種便覧・六法全書等のページ数の多い厚い本に行われる。本文内容を本を開く小口側から検索しやすくするために、小口の一部を半球形・舟底形・段状に切り込み、指先をかけやすくしてある。この切り込みを「つめかけ」といい、専用のパンチ鑿(のみ)を使って爪見出しを切り取る方法と、半円形の刃形をした突きのみにより、傾斜をつけて抜き取る方法がある。爪かけの紙片が落ちると、見出しが印刷されている箇所があらわれる。インデックス、切り込みインデックス、見出し、切り見出し、小口見出し、突き出し見出し等の言い方もある。