製本用語集

なかぬき、なかぬきがけ (中抜き、中抜き掛け)

折りたたみ装置のついた輪転機の印刷版のかけ方に「中抜き掛け」がある。32ページ掛けを、16ページ2組あるいは24ページと8ページ分を掛け合わせて印刷した場合、排出される折丁の罫下を断裁して中折りを抜き出して、16ページ折り2組、または24ページと8ページの2台にして折丁出しする。折丁の中から、別に使用する折丁・ペラ丁をあとで抜き取り(中抜き)する。輪転印刷機の稼働率はあがり、紙の無駄もはぶけるが、中抜き作業を行う製本所は非常な犠牲をはらうことになる。