製本用語集

なかいれがけ (中入れ掛け)quirewise imposition

中綴じの場合の版の掛け方。各折丁を中央から開いて重ね合わせてページ順が正しくなるように、各折りの版面を掛け合わせる。例えば32ページ物だと1折りは1~8ページ・25~32ページの16ページ折り、2折りは9~24ページの16ページ折りとなる。1~16ページが1折り、17~32ページが2折りになる平とじの面付けとちがっているので、とくに「中入れ掛け」という。ページ数の多い(台数の多い)中とじの場合、本の真ん中にくる折丁(1台目)と表紙や巻頭・巻末の折丁(最終台)では、ノドのあき(余白)の取り方が違う。1台目から最終台へのノドのあきは少しずつ広くなっていく。