製本用語集

おり (折り)folding

印刷された紙(刷本)をページが正しい順になるように、折り畳む作業。刷本には何ページ分もの紙面が印刷されていて、面付けは刷本をどのように折るか、あらかじめ折り上がりを想定して行われる。1回折ると小口側が2枚になり、これを二つ折りまたは4ページ折りという。2回折って小口が4枚になるのを四つ折り、または8ページ折り。3回目の折りは「3度折り」「16ページ折り」「小折り」という。折り方の手順は回し折りが基本で、紙を時計回りに回して長辺の真ん中を直角に折る。<折りの種類>二つ折り・三つ折り・回し折り・巻き折り・観音折り・経本折り・平行折り等。枚葉刷本は、刷了後、乾燥を待って折り機にかけられ紙折りされる。これに対し、輪転印刷機によるものはインラインの紙折り装置により、印刷・即輪転折りされる。輪転折りには紙折り機にない独特の折り方がある。紙折り作業だけを専門に行う業者もいる。折り上がったものは「折丁」。