上製本。中身をバッキング機の万力に挟んで締めつけ、背を両側に押し広げたとき万力の締め板からはみ出す部分がある。中心から左右の端に向かって叩くと角ばった隆起ができ「耳」という。表紙との接合を強くして本の開きもよくなる。本の形を保つうえで必要。