製本用語集

かみ (紙)paper

植物繊維を水に分散させて糊料または樹脂等を加え、攪拌して漉きあげたものが「紙」である。製法により、手漉き紙・機械漉き紙・加工紙に分けられ、製品によって和紙・洋紙・板紙に、また用途によって印刷用紙・筆記用紙・図画用紙・包装紙・薄葉紙等に分けられる。「印刷用紙 printing paper」としては、紙の表面が平滑で厚さが均一なこと、適度な物理的強度・弾性・表面強さを持ち、ワニスの吸収が適当で印刷インキの受容性に富むこと、紙が不透明であること等、これらの印刷適性をもった紙であることが必要である。