製本用語集

こし (故紙)waste paper

製本加工中に発生する裁落、印刷の際のヤレ、一般会社・事務所・工場・学校等で使い終わったり、捨てられたさまざまの紙や印刷物が古紙である。家庭や職場から出る古新聞や本も古紙。古紙は回収業者や行政(市町村や区等)により回収され、流通経路を経て製紙メーカーに集められる。製紙メーカーは、これら古紙を溶解(印刷インキは脱黒、雑誌類のPP貼り等のフィルムや針金等の異物はスラッジとして分離除去する)してバージンパルプに混合し、新しい紙をつくる。古紙は製紙原料として再利用できるので、製本所の裁落は質の良い古紙であり、高い商品価値を持つ。