ならし、あっさく (均し、圧搾)nipping/nipping and smashing
糸かがりした中身の背は、針穴と糸の太さが加わったことによりほかの部分より厚くなっている。このままではあ仮固め以降の作業に差し支えるので、ならし機を使って中身の背の部分を圧搾して均しほかの部分と同じ厚さに調整する。ならし機に挟む本の厚さは8~9cm前後を一駒として扱う。背の部分の厚さを決めるには、地袋から天袋の部分と反対側の厚さと背の厚さが等しくなるまで圧搾する。製本完了後に背割れなどが発生する原因は、主に背の均し方に起因する。 メーカー (株)石田製作所、(株)近藤鉄工所