製本用語集

なじむ (慣染む)

しっくりする。調和する。とけあうといった意味。表紙の箔押しで、配色の具合がよく調和して落ちついた感じが出ていること、紙と接着剤のくっつき具合に違和感がなくなじんでいること、異種の紙を組み合わせて製本しても一冊の本としての調和がとれていること等々をいう。多色印刷の階調のある部分の色調が不自然に再現されることを「なじみが悪い」という。