製本用語集

きららずり(雲母摺り)

雲母(うんも)の粉末を薄い膠液に混ぜて版画に刷りこんだもの。鈍い銀色を呈する。慶長年間の「嵯峨本」はきららずりした美しい書物である。歌麿の版画にもこの手法が見られる。