いろいろな意匠を施した商家や職人の商標や家紋。ヨーロッパ、中近東、中国、日本などの中世には行われていた。15~16世紀ごろの印刷業と出版業は未分化であったが、時代の進展につれて印刷と出版とが分業となり、意匠標章も印刷者用と出版者用とにわかれた。家紋は製本した蔵書の表紙の型押しに、あるいは蔵書票として印刷した。