製本用語集

ナンバーリング、ナンバーうち (ナンバー打ち)

数字、アルファベット、かな、漢字等の文字を一定のルールで配列して情報にする。コンピューターが普及する以前からさまざまに使われていて、伝票製本を行う製本所では「ナンバーリング」として整理番号の印刷(刻印、打印)を社内で行っていた。最近は、ポスシステム(バーコード)の普及もあってあらゆる産業界の商品管理・顧客管理等に、整理番号による方法が取り入れられている。出版物でも「ISBN4-88983-042-1-」のように裏表紙等に記載されている。 1冊単位の番号を「単番」、一種一連番号を「追い番」、一種ごと符号を付けて番号を入れたものを「千字簿」、1冊ずつの番号と1枚ずつの番号を組み合わせたものを「親子ナンバー」という。OCR読み取り機に対応した「チェックナンバー」「チェックディジット(CD)」が最近は多い。「チェックナンバー」には、7チェック・9チェック・11チェック・モジュラス10、モジュラス11・モジュロチェックがある。いずれも暗号めいた数字等、記号の羅列のように見えるが、一定のルールがあり、商品管理・顧客管理等に大きな効果をあげている。 本のページ表示「ノンブル」は「ナンバー」のフランス語の言い方。本来「ノンブル」も「ナンバー」も同じ意味。「ノンブル」と言うことで本のページ表示に意味を限定しているナンバーリングの一つである。