製本用語集

ドンコあな (ドンコ穴)

ルーズリーフ、伝票等をバインダーにとじるためにあける穴。角型・丸型がある。規格が定められていて、(1)穴の直径は5~6mm、(2)穴の中心から中心までの間隔は9.5mm、(3)紙の端から穴のへりまで3.5mm、(4)紙のへりの中央に対し穴は対称の位置にあること。 「ドンコ」はモーターが使われる以前の穴明け機械(手回しのフライホールの回転を動力源)が穴明けの際にドンという音を出したのでドンコというようになった。ミシン穴のように小さな穴をあけるのは、音も小さくて「ポッチング」である。「ドンコ」には異説があり、ドンコという魚の横腹にドンコ穴とよく似た模様があり、これから来たという。