製本用語集

スパイラルせいほん、スパイラルとじ、スパイラルリング (スパイラル製本、スパイラル綴じ)spiral binding

スケッチブック、ノート、カレンダー、ダイヤリー、クッキングブック等々、スパイラルにより綴じる製本方法。まだ欧米ほどにスパイラル製本は採用されていないが、これによる各種出版は急速に増えている。あらかじめ本のノドの部分にドンコ穴等、ワイヤー等のどじ具通す穴をあけ、ワイヤーにより表紙とも綴じる。とじ具はワイヤー(針金を螺旋状にした)、セルロイド(「セル巻き」という。最近は少なくなり、代わって)プラスチック等が使われる。針金は金属を裸で使っているものもあるが、ビニール等で包んだワイヤーが多い。厚紙のカードをとじた本というイメージ等、目先の変わった点が喜ばれて普及してきたが、生産性で他の製本方法にくらべ弱い。また、見開きにすると左右のページがずれてしまう。「螺旋とじ」とよばれてきた。 メーカー・商社 笹岡工業(株)、西山金属(株)、渡辺通商(株)