フィンランドで発明され世界的に特許をもつ見開きに優れた無線とじ製本の方式の一つ。丁合いの揃った中本を背加工した後、コールドグルーの背糊と横糊を塗布して、伸縮性のあるライニング(寒冷紗)で背とノドの部分を包む。さらに横糊のみを両側に塗布して表紙で包む。本文と表紙は横糊のみによって保持されているので、見開きに優れ、ほぼ水平にまで本を開くことができる。速乾性の糊の使用と表紙の背の部分が糊付けされていないことにより、三方断裁機によるインラインの化粧断ちが可能。