製本用語集

ふどう

カールと同様、紙積みしたときにあらわれる紙の性質。断裁、折り等の加工がやりにくくなる。「ふどう」と言われる現象は、

  1. 紙漉き工程に原因があって一枚の紙に厚い部分、薄い部分ができてしまい、紙を積み上げると低い面、高い面がはっきりわかる。
  2. いわゆる波打ちした状態で、コバの部分が水分を吸収して伸びた姿である。紙の流れ(目)にそって波状になる。波打ちは中質紙、上質紙に発生しやすく、断裁の際、切り口面は寸法不揃い、菱形等のトラブルになりがち。