企業の動き【2020年05月】
卒業式寄せ書きキャンページ ◆ダイコロ
ダイコロは2020年卒園・卒業生へ向けたメッセージを寄せ書きにして紹介する「2020年 卒園・卒業生へ みんなで贈る寄せ書き」キャンペーンを実施する。新型コロナウイルスの影響により卒業式の中止・延期または規模縮小となっている状況を受けたもので、応募の中から抽選で3名に、オリジナルフォトポスター「humming solo」を贈呈する。「2020年 卒園・卒業生へ みんなで贈る寄せ書き」キャンペーンでは集めたメッセージを寄せ書きにして同社のホームページで紹介する。
5G対応透明フィルム開発 ◆DNP
大日本印刷は、第5世代通信規格(5G)に対応した「透明アンテナフィルム」を開発した。新製品は、透明なフィルム上に目に見えないほどの金属配線を超微細なメッシュ(網目)状に形成したもの。高い透明性を持ち、5G対応製品の透明表面材にアンテナを設置することができる。アンテナ設置場所に余裕のなかったモバイル機器や窓ガラスでも視認性を損なうことがない。
脱プラで新素材紙コップを開発 ◆凸版印刷
凸版印刷は「セルロースナノファイバー(CNF)」をコーティングした飲料向けの紙製カップとして、高いバリア性と密閉性を持つ「CNFエコフラットカップ™」を開発し、4月からサンプル出荷を開始した。CNFは、紙の原料となる木の繊維をナノオーダーにまで微細化したバイオマス素材で、「軽くて強い」、「熱変形が小さい」などの特長がある。
「在宅勤務パック」の提供を開始 ◆リコージャパン
リコージャパンは、ICT機器やサービスを組み合わせて中小企業の在宅勤務環境の構築を支援する「在宅勤務パック」の提供を開始した。モバイルでのインターネット環境を提供する「NETBegin BBパック Selectモバイルメニュー」や、社外から自社サーバーにアクセスするためのVPN環境を構築する「NETBegin BBパック Nextスタンダード」や「Merakiスマートサービス」などのクラウドツールを提供する。在宅勤務の早期実現のため、一部の構成商品については、5月末まで期間限定の特別価格で提供する。
生産性向上で新サイトオープン ◆小森コーポレーション
小森コーポレーションは印刷生産のスマートファクトリー化を実現するコンセプト「Connected Automation」サイトをオープンした。同社はスマートファクトリーを実現するため、印刷会社の「インターネット技術(IoT)の活用」、「省人化・省力化の推進」、「標準化と検査工程の強化」を提言している。
「みんな株主」をスタート ◆平賀
平賀は3月27日から、役員を除く全社員が自社株を持つ取り組み「みんな株主」をスタートし、役員を除く307名の全社員に、1人500株以上 総額8,334万8,800円に上る自社株を譲渡した。同社は、これからも前に進み続ける企業であるために、印刷業の枠にとらわれずより高次元サービスの提供のための投資や、組織運営の基盤となる「働きやすい職場環境」の整備などを進めている。
皮風紙素材の「memobag」を発売 ◆山櫻
山櫻の「+lab」はバッグに入れて持ち歩くメモ「memobag[メモバッグ]」を発売した。革のような紙バッグに入った名刺サイズのメモで、罫線、方眼など6種類のデザインを用意。メモのケースとなるバッグは、クロコダイルの革のような質感のバイカラーに、スエードを思わせる人工皮革の取ってがついている。「+lab」は山櫻のセカンドブランドで、女性向けの紙文具を制作している。
ダイナミックプライシングを採用 ◆大同至高印刷
大同至高印刷が運営するプラスチックシートから作るアイデア販促品・ノベルティ・オリジナルグッズの小ロット印刷「DOショップ」は、オリジナルグッズ作成サービスに、印刷機械の稼動率で価格が変動するダイナミックプライシングを採用し、運用を開始した。ダイナミックプライシングは、需要と供給に合わせて価格を変動させるもので、印刷機械が空いているときに安く、混んでいるときに少し高めに価格が設定される。
目論見書印刷システムを構築 ◆キヤノンMJ
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、みずほ銀行、野村総合研究所(NRI)と共同で、「目論見書オンデマンド印刷システム」を構築した。これにより、多種多様な目論見書データを一元管理し、目論見書が必要な時に必要部数をその場で出力できるようになる。常に最新の目論見書を出力することで、旧版配布のリスクを防止すると共に、倉庫から店舗への配送が不要となり、保管・配送コストの大幅な削減を実現する。
手指用消毒液をNYに提供 ◆コダック
コダックは世界的に新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続く中、感染拡大防止支援対策のひとつとして、手指用消毒液に使われるイソプロピルアルコール(IPA)を供給することで米国ニューヨーク州と合意した。コダックが提供するIPAは、ニューヨーク州で使用されている手指用の消毒液「NYSクリーン」の製造に使われる。
Indeed広告の正規代理店に認定 ◆丸信
丸信は、求人情報専門の検索サービス「Indeed」を運営するIndeed Japanより、Indeed広告の正規代理店として認定された。同社では顧客の人材確保支援を目的にして、求人ページの制作や広告運用を展開してきたが、これまでの求人ページに関する取り組みや実績が評価され、正規代理店(ブロンズパートナー)として認定された。
消毒用アルコール代替品を発売 ◆ウエノ
ウエノは、消毒用アルコール代替品「エタノール79」の販売を開始した。「エタノール79」は、エタノールの含有率を日本薬局方消毒用エタノールと同率にして、消毒能力が最大となるよう調整してあり、日本薬局方消毒用エタノールの代替品として使用できる。
SBTイニシアチブの認定を取得 ◆SCREENホールディングス
SCREENホールディングスが2030年度に向けて設定した同社の環境目標の一つである温室効果ガス削減目標が、国際的な環境団体「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」の認定を取得した。同社は2030年までにスコープ1およびスコープ2における温室効果ガスの合計排出量を2018年度比で30%削減、スコープ3に該当する販売製品の使用による温室効果ガスの排出量を20%削減する。
健康経営優良法人2020に認定 ◆関西図書印刷
図書印刷グループの関西図書印刷はこのほど、昨年度に引き続き経済産業省の「健康経営優良法人2020(中小規模法人部門)」に認定された。同社は今年度の重点施策の1つとして「生活習慣病などの疾病の発生予防、重症化予防」を掲げ、従業員のみならずその配偶者の健康診断100%受診を目指し、69%の受診率を達成した。今回の認定では、健康課題の把握や施策の実行が特に高い評価を受けた。
引き続きカスタマーサービス提供 ◆ハイデルベルグ
ハイデルベルグは、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の状況下でもパーツや印刷必需品の供給は滞りなく行われているため、健康に関する規定を考慮しながら、顧客先の合意と現地の状況に応じて、現場での搬入及び必要な技術的サービスも引き続き実施していると発表した。例えばサービスでは、実績を積み重ねてきたリモートサービスやハイデルベルグアシスタントを活用。データに基づいた情報を顧客に提供する。
ECO no MIST全商品GPマーク取得 ◆モトヤ
印刷関連資機材を販売するモトヤは、同社が提供している環境対応資材「ECO no MIST」の商品について、日本印刷産業連合会が運営しているGREEN PRINTING認定の申請を行い、4月1日付けで全商品が認定を取得した。またファブリック(布)サインシステム「LUFAS」も、SDGsの目標に合致したシステムとして提案。「LUFAS」は、特許取得により、緩み、たるみがなく、2019年のGood Desgin100選にも選出されている。
簡易フェイスシールドを開発 ◆大洞印刷
大洞印刷は、新型コロナウイルスの影響によるフェイスシールド不足の解消のため、クリアファイルの素材を使用した「簡易型フェイスシールド」を開発した。持続的にできる限り多くの医療機関が利用できるよう、都道府県など自治体や医師会を優先して提供する。個々の医療機関、生活必需品の販売やサービスを提供している企業にも、順次提供する予定。
HP PrintOSの有償アプリ無償提供 ◆日本HP
日本HPは新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、HPデジタル印刷機ユーザーの支援を目的に、クラウドベースのオペレーティングシステム「HP PrintOS」の有償アプリケーションを無償で提供する。「HP PrintOS」は製造の効率化・自動化と生産管理、経営を支援するソリューション。HPデジタル印刷機ユーザーにはアカウントが提供されている。
営業向けオンラインセミナー開始 ◆BCI
ビジネスコミュニケーション研究所(BCI)は、印刷営業の強化に向けたオンラインセミナーを開始した。セミナーはビデオ通話ツールのSkypeを利用。「営業実務力強化プログラム」、「営業管理者向けプログラム」、「わが社の強みを活かした売り物づくり」「提案営業の進め方」など13の標準プログラムを用意している。
ドローン安全運航の証明書を取得 ◆ニシキプリント
ニシキプリントの社員2名が、このほどそれぞれ無人航空機(ドローン)の操縦技能と安全運行管理者証明書の交付を受けた。同社は、各種印刷物の制作からマルチメディア制作まで、幅広く情報発信の支援を展開している。これまでは空撮画像の準備を専門業者に委託していたが、証明書の交付を受けたことで、より迅速できめ細かな対応が可能になる。
間隔を示すフロア用シールを発売 ◆大洞印刷
大洞印刷は店舗の順番待ちなどの間隔を示すフロア用サインシール「ソーシャル・ディスタンスシール」の販売を開始した。フロアに貼れば、順番待ちの待機位置が分かりやすく、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に繋げることができる。シールは丸型タイプと長方形タイプの2種類の既製デザインのほか、オリジナルデザインでの製造も受け付けている。
アマビエの塗り絵を無料配布 ◆グッドクロス
グッドクロスの名刺注文サイト「ビジネス名刺印刷所」では、疫病退散の妖怪「アマビエ」のイラストとぬりえを無料でダウンロードできるサービスを開始した。「アマビエ」は江戸時代、疫病の流行る前に現れ、「私の姿を描いて人々に見せよ」と告げたとされる。