自動文章校正・校閲ソリューション「AI editor」販売開始

使い方に合わせてAIが最適化

 ミラセンシズは、初期費用10万円、月額利用料30万円~のサブスクリプション型サービスとして、“最新鋭”のAIを活用した自動文章校正・校閲ソリューション「AI editor」の提供・販売を開始した。
 ミラセンシズでは、Bi-directional LSTMや、BERTなどのディープラーニング技術が組み込まれたテキスト解析エンジンを独自開発。“て・に・を・は”を始めとする助詞や漢字の誤字脱字、タイプミス、同一原稿内での不一致単語、表記揺れを検出する。
 また、送り仮名チェックや商標チェック、差別語・不快語チェックなどに標準対応した校正・校閲ルール違反検出機能によって文章校正・校閲にかかる時間短縮を実現。顧客がルールを個別で登録することも可能なので、使い方に合わせてAIが学習し、最適な状態になっていく。
 「AI editor」の利用方法は、専用のエディター画面の他に、Googleドキュメントへの連携やChromeエクステンションとしての利用だけでなく、顧客がすでに使っている社内システムへのAPI連携も可能。システム環境は顧客ごとに構築できるためセキュリティ面も安心して利用できる。
 文章の校正・校閲は、本の出版やwebコンテンツの制作において品質を担保するために重要な業務であると同時に、多くの問題を抱えている。
 例えば、1つひとつの確認作業にかかる膨大な時間や、熟練の校正・校閲者に蓄積するナレッジ、属人化。また、一人前の校正・校閲作業者となるためには育成に時間が必要な上、校正・校閲の判断は作業者個々の経験と技術によって一定ではないことなどがある。
 「AI editor」では原稿制作から校正・校閲までの工程をサポートすることで業務効率化を実現し、これらの課題解決へ寄与することを目指している。

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