業界の動き【2019年04月】

地方創生プラットフォームに加入 ◆マーチング委員会

一般社団法人マーチング委員会は、「持続可能な開発のための目標(SDGs)」への取り組みを強化するため、内閣府地方創生推進事務局が設置した「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に加入した。マーチング委員会では、プラットフォームへの参画を通じ、SDGs普及への取り組みをさらに強化していく。マーチング委員会は、「イラストでまち自慢」を合言葉に、全国のまちなみイラストを推進しており、地域に根差した情報のサービスなどを行いながら、地域の相互(互恵)情報の受発信を支援し、地域の住民・商店・企業の地域活性化促進を支援するプラットフォーム作り「コト創り」を目指している。

造本装幀コンクールの作品募集 ◆書協・日印産連

日本書籍出版協会・日本印刷産業連合会は、5月10日まで、「第53回造本装幀コンクール」作品を募集している。同コンクールは、出版、デザイン、印刷・製本産業の向上・発展を目的として、造本技術・装幀デザイン及び、編集・印刷・製本技術を総合的に評価し、表彰する国内で唯一のコンクール。本づくりに携わる人であれば、誰でも申し込みができる。応募作品は、2018年1月1日から12月31日に出版された書籍が対象。10月下旬に開催される神保町ブックフェスティバルに合わせて東京堂ホールで一般公開される。コンクールでは、文部科学大臣賞(1点)、経済産業大臣賞(1点)、東京都知事賞他、各賞が選出される。加えて各賞受賞作品は、ドイツ・ライプツィヒで毎年開催されている「世界で最も最も美しい本コンクール」における日本代表として出品され、そのフランクフルト・ブックフェアで公開、展示される。

低炭素杯2019受賞活動の続報 ◆日本WPA

日本WPAは、低炭素杯2019で、『日本WPA最優秀未来へのはばたき賞』を贈呈した「佐渡総合高校GIAHSプロジェクト」の活動について、続報としてホームページで紹介している。続報では、「佐渡総合高校GIAHSプロジェクト」の成り立ち、佐渡における朱鷺の保護活動、「佐渡こしひかり」米の田植えから稲刈り収穫までの実習や、「佐渡こしひかり」を使ったおにぎりメニューの開発など様々な活動を伝えている。「佐渡総合高校GIAHSプロジェクト」のGIAHSとは、世界農業遺産のことで、国内で初めて認定されたもの。同プロジェクトは、2013年、佐渡総合高校の高校生が、「広げよう!朱鷺の舞う環境を!地域密着環境啓発プロジェクト」としてスタート。佐渡島の環境改善活動を手がけてきた。

ふくしまのいろ色鉛筆が金賞受賞 ◆福島県工組

福島県印刷工業組合の創立60周年記念事業で製作された「ふくしまのいろ 色鉛筆」が、2月20日に福島市のザ・セレクトン福島で行われた「ふくしまベストデザインコンペティション」で、企画アイデア部門ゴールドを受賞した。同コンペティションは、福島県が主催で風評被害を払拭し、新しい市場を開拓できる強い商品を創出することを目的に実施。「ふくしまのいろ 色鉛筆」は、福島県工組の創立60周年記念事業「ふくしまの伝統色事業~ふくしまの伝統色彩調査と色彩文化の保存・発信~」の取り組みから生まれた。