ミレニアル世代の7割が「副業」の経験・意向アリ
「スラッシュキャリア」に興味を持つ人も6割に
ジャパンネット銀行は、ミレニアル世代およびその親世代を対象とした「仕事・働き方」に関する意識・実態調査を行った。
ミレニアル世代とは、2000年以降に成人・あるいは社会人になる世代のこと。日本国内においては、18~25歳の若年層を指すケースが多い。アメリカでは、このミレニアル世代が、社会や消費のあり方に大きな影響を与えるとして注目を集めている。
今回は、「仕事・働き方」をテーマに、日本国内の18~25歳の働く男女へアンケートを実施。さらに、彼らの親世代である40~50代の働く男女にも同じ調査を行うことで、「ミレニアル世代」ならではの仕事観を探った。
「いろいろな会社で経験を積む」と「1つの会社で長く働く」では、どちらが自身の目指す働き方に合致しているかを質問したところ、「いろいろな会社で経験を積む」と答えた割合は、親世代が25%だった。対し、ミレニアル世代では40%にのぼり、両世代で15ポイントもの差が生じた。
具体的な理由は、「ひとつの会社だと固定観念にとらわれてしまい限定的な経験しか身につかないから」、「様々な職場を経験したほうが、視野が広がり、自分のやりたいことや合っていることがわかると思う」などの声があがっている。
「副業」への興味・関心についての質問では、副業の経験・意向がある人の割合は、ミレニアル世代が70%、親世代が57%となり、意識の違いが見える。
近年、複数の仕事・活動を掛け持ちする「スラッシュキャリア」という新しい働き方が注目を集めている。「『スラッシュキャリア』という働き方は、今後広まっていくと思う」と答えたミレニアル世代は69%で、従来の働き方にとらわれないミレニアル世代が、『スラッシュキャリア』を牽引していくとも予測できる。