企業の動き【2018年11月】

EKTACHROMEフィルムの出荷を開始 ◆コダック

イーストマン コダック社とコダック アラリス社は、「KODAK KTACHROMEフィルム」製品を発売している。コダック アラリス社は、世界中の販売会社およびプロフェッショナル用写真製品取扱店への供給に向けて、新しい「KODAK PROFESSIONAL EKTACHROMEフィルムE100」の受注を開始。135-36枚撮り用で販売される新しいE100フィルムは、プロカメラマンや写真愛好家向けになる。イーストマン コダック社は10月1日から、スーパー8フォーマットの「KODAK EKTACHROME 7294カラーリバーサル フィルム」の受注を開始した。16㎜フォーマット製品の出荷は、今年末を予定している。

『ILFOSTAR』の販売を開始 ◆ジェットグラフ

ジェットグラフは小型昇華転写システム『ILFOSTAR』の販売を開始した。新製品は、コースターやバッグタグの小物系アイテムに加え、超光沢フォトパネル『ILFOCROME』にも対応した高品質の昇華システム。ヒートプレス機の有無に応じた2種類のスターターキットによるセット販売のため、導入後、即サービスが開始できる。『ILFOSTAR Starter Kit Lite』はすでにヒートプレス機を導入するユーザー向け。『ILFOSTAR Starter Kit Complete』では小型昇華型ビジネスに必要な装置を全て用意。このほか、『ILFOSTAR Assort Pack』では様々な昇華グッズをセットにして販売する。

軟包装向け印刷システム導入 ◆金羊社

東京ビッグサイトで開催されたTOKYO PACK2018の出展社による最新包装技術セミナーで、UTECO社(イタリア)の軟包装パッケージ印刷向けのインクジェット印刷システム「Uteco Sapphire Evo」が金羊社に導入されることが明らかになった。コダックジャパンのセミナー「軟包装対応 高速インクジェットシステム『Uteco Sapphire EVO」の新たな可能性』で、金羊社子会社のディー・ピー・ツーインターナショナル代表取締役の牧野泉氏が登壇。生産性と品質を高く評価するなど導入を決める経緯を説明した。「Uteco Sapphire Evo」はコダックのコンティニュアスインクジェット技術「Kodak Streamテクノロジー」を搭載しており、高い品質を維持しながら125m/分以上の生産性を実現。

「T.T彩たま」とパートナー契約 ◆図書印刷

図書印刷株は、今年より開幕する卓球新リーグ「Tリーグ」へ参戦するチーム「T.T彩たま」を運営する『T.T彩たま株式会社』とオフィシャルパートナー契約を締結した。同社はこれまでも、同チームのミッションである「あらゆる世代に歓びと健康を提供する」の趣旨に賛同することから、同チームのパートナーとして様々な協業を行ってきた。今後もスポーツを通じた健康増進への取り組みを応援し、豊かな社会の実現に向けた技術やソリューションの開発に努めるとしている。

「MORISAWA BIZ+」を販売開始 ◆モリサワ

モリサワは、ビジネス文書作成向けのUDフォントソリューション「MORISAWA BIZ+(モリサワ ビズプラス)」を販売開始した。「MORISAWA BIZ+」は、ビジネスシーンのあらゆるドキュメントやコンテンツの作成に、ユニバーサルデザイン(UD)フォントの利用を提案する新しいサービス。読みやすさのエビデンスがあり、商業印刷をはじめ幅広く使われているモリサワUDフォントを、Word、Excel、PowerPointでも使いやすい仕様で提供する。

ライフスタイル認証の講座を開設 ◆凸版印刷

東京大学大学院情報理工学系研究科は、ライフスタイル解析を活用した次世代個人認証技術の確立とその社会実装に向け、凸版印刷、三菱UFJニコス、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)、日立製作所(日立)4社と共同で、「次世代個人認証・行動解析技術社会連携講座」を8月1日に開設、今後5年間に亘り、研究開発を進めていく。同講座は、平成25年にソーシャルICT研究センターに設立された「次世代個人認証技術講座(三菱UFJニコス寄付講座)」における研究方針および研究成果を引き継ぎ、社会イノベーションの先導を目指す。

インテグレーションパイロットを改良 ◆マンローランド・シートフェッド

マンローランド・シートフェッドでは、常に改良を続けている印刷機ワークフローシステム「インテグレーションパイロット」を搭載する企業に向けて、「インテグレーションパイロット・アップグレード2018-1」が利用可能となったことを発表した。これにより、印刷機オペレーターは、生産リスト制御、データ管理機能、ジョブ作成がより一層効率化する。「インテグレーションパイロット・アップグレード2018-1」は、インキのプリセットを含むジョブ準備によって準備時間が大幅に削減し、プリプレス部門から送られるCIP3ファイルの色のプリセットを含めインテグレーションパイロットが印刷ジョブを作成する。

スマホに美術品の解説を多言語で配信 ◆DNPアートコミュニケーションズ

美術関連のコンテンツビジネスを行うDNPアートコミュニケーションズは、美術館・博物館の作品解説を訪日外国人向けにスマートフォン等に多言語で配信するサービスの提供を開始する。利用者は、スマートフォンやタブレット端末に無料のアプリをダウンロードするだけで、多言語による作品の解説を「テキスト表示」と「音声読み上げ」の両方で気軽に楽しむことができる。同サービスは、東京国立近代美術館で2017年から先行導入され、2018年10月6日~2019年1月20日に開催されている所蔵作品展「MOMATコレクション」の解説を4言語(日本語、英語、中国語(簡体)、韓国語)で体験することができる。このサービスは、最大10言語で、作品の解説を「テキスト表示」と「音声自動読み上げ」で提供できるというもの。音声は、自動読み上げソフトを使用しているため、美術館・博物館が従来提供してきた人によるナレーションの音声ガイドの制作に比べ、時間や労力を軽減できる。

ドローン撮影後の編集ツール発売 ◆エックスライト社

エックスライト社は、カラーチェッカー製品シリーズの新製品「ColorChecker Video XL」を発売した。すでに発売中の映像制作者向けカラーマネージメントツール「ColorChecker Video(カラーチェッカービデオ)」や「X-Rite ColorChecker Video Passport(カラーチェッカービデオ パスポート)」に追加される新製品で、長距離や広範囲なドローン撮影でカラー編集作業を効率化したい方をサポートする。従来のカラーチェッカーシリーズ製品では、カメラと被写体間の距離や角度が大きすぎると、効果的に使用することが難しい場合があった。

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