人材育成の「ビジログ」を開設

基礎力から専門知識まで無料のカリキュラム

 中小企業庁はこのほど、中小企業の従業員等を対象とした人材育成のプラットフォーム『ビジログ』(https://busilog.go.jp/)を構築し、公開した。ビジログは、将来、社内の中核的な人材に成長できるよう育成することを目的に、社会人基礎力や「人手不足解消術」「生産性向上術」をはじめとした専門知識などのカリキュラムを用意。さらにいつでも、どこでも学ぶことができる形式を採用し、学習履歴や成果が可視化できる仕組みになっている。
 カリキュラムは『キャリア・オーナーシップ』、『社会人基礎力』、『専門知識』の3つの柱で構成する。
 キャリア・オーナーシップは、仕事を通じてどうありたいか、どのように自己実現したいかを一人ひとりが考え、納得のいくキャリアを築いていく。
 社会人基礎力では、「前に踏み出す力」や「チームで働く力」、「考える力」など、人生100年時代で役立つ力が身につけられる。
 専門知識は、「人手不足解消術」「生産性向上術」「情報活用術」「広報宣伝術」「営業販売術」「サービス向上術」「人づくり術」という中小企業ですぐに役立つ7つのテーマを受講できる。
 学び方は教育とテクノロジーを融合したEdTechを活用し、Web型と双方向ライブ型、そしてワークショップ型の3つのスタイルを選ぶことがきる。時間や場所にとらわれない多様な学びの場を提供する。ワークショップは全国9都市で開催する。
 受講履歴等は一元管理され、受講者の理解度・進捗を可視化し、成果や成長を実感しながら、学びを継続できるようにする。受講費用は無料。会社の人材育成だけでなく、従業員個人が自らのスキルアップに利用することも可能。中小企業単独では難しい人材育成をサポートするプラットフォームとしての活用が期待される。

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