2018年7月の公示案件数は9万32件(前月比8.07%減)

最多は東京都の7,950件(同0.67%減)

 「入札情報速報サービスNJSS(エヌジェス)」を運営し、官公庁・自治体から公示される入札案件を収集し続けてきた株式会社うるるは、入札市場と入札参加社の動向を発表した。
 入札情報速報サービスNJSSは、市場規模22兆円になる全国の官公庁、自治体、外郭団体をはじめとする全国7,297の機関の入札、落札情報を一括検索、管理出来る業務支援サービス。役務から物品、建設、工事まであらゆる分野の入札情報が検索可能。情報はクラウドワーカーが目視、手作業で収集を行っているので、プログラムのみでは取得できない情報も網羅されている。
 2017年8月からの入札案件数で最も多い月が、1月の11万3,402件、次いで6月の9万7,937件、1月の9万5,906件、となっている。7月は9万32件で、東京7,950件(前年比8.5%増)、愛知5,139件(同8.6%増)、北海道4,337件(同8.1%増)の順に多い。
 NJSS内の検索回数は、「派遣」、「システム」、「清掃」の順に高く、「印刷」は前月から順位を4つ上げて6位に入っている。また「カメラ」「入力」「プロモーション」は大きく検索回数を伸ばし、2桁順位を上げた。
 東京オリンピック、パラリンピックの開催が近づいている影響もあり、各地域でプロモーション案件が公示されている。プロモーションは広告業に限らず、観光ガイドとしての地図のデザイン、作成、印刷や、動画の作成、ツアーの提案など多岐に渡る。また、プロモーション業務については、「企画業者」「実行業者」「クリエイティブ作成」のように業務が分かれている。例えば「クリエイティブ作成」は印刷のみを指すこともあるが、業務内容を限定するのではなく公示書や仕様書を閲覧し、自社にマッチする案件を選定していけば受注拡大のチャンスに繋がる。

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