ネットショッピング利用経験が9割超
家まで荷物がくる、いつでも買えるなどがメリット
「オレンジページくらし予報」では、全国の成人女性を対象に「ネットショッピング」の利用実態の調査を実施した。それによると20代から70代まで、どの年代も利用率は9割を超え、99.5%に上った。さらにフリマアプリやインターネットオークションを利用している人も多く、「購入したことのある人」は30代以下では43.2%に及ぶ。なお、「ネットショッピングをしたことのある人」の割合は、年代によってほぼ差は見られず、全世代で90%を超えた。
ネットショッピングの魅力については、「商品を自宅まで届けてもらえる」が49.8%、「24時間、いつでも買い物できる」48.0%、「入手しにくい商品も買いやすい」32.7%など。家に荷物が届き、時間を問わず買い物ができるなど普通の買い物にはない利便性がメリットであることがうかがえ、ネットショッピングが生活に欠かせないものとなっていると分析されている。
ネットショッピングで購入したことがあるものは、「食品」が72.7%で最も高く、「本、マンガ、デジタル書籍、CDなど」65.0%、「洋服」63.8%と続く。実物を見ないと雰囲気やフィット感がわからないような洋服やバッグや靴も購入率が高い。その理由として、他サイトと比較できることや選択肢が多いことなどが挙げられている。
一方、ネットショッピングで購入した1カ月当たりの金額は、「1,000円以上5,000円未満」と「5,000円から1万円未満」が、ともに27.4%でトップに上り、利用率が高いわりに金額はさほど使っていない。また自分の手持ちの品物が自由に売買できるフリマアプリやネットオークションも年代が低いほど利用が高い。買い物をする際に「新品」か「中古品」かは重要視しない世代が増えつつある傾向もみられ、ショッピングに対する意識や方法が変わりつつあるようだ。