業界の動き【2018年4月】
印刷生産金額2.1%減 ◆経産省
経済産業省の『生産動態統計調査 印刷統計』(従業者100人以上の事業所)によると、2017年(1-12月)の印刷生産金額は3,786億8,400万円で前年比2.1%減少した。内訳は出版印刷が661億4,100万円で同6.6%増だった。商業印刷は1,430億3,100万円で同0.2%の微増だった。証券印刷は51億5,400万円で同7.0%減。事務用印刷は553億3,200万円で同0.2%減。包装印刷は741億6,400万円で0.6%減。建装材印刷は171億6,700万円で同6.1%増。
印刷・情報用紙9ヵ月連続減 ◆製紙連
日本製紙連合会は平成30年2月 紙・板紙需給速報を発表した。紙・板紙の国内出荷は前年同月比1.7%減で、7ヵ月連続の減少だった。紙は4.2%減で9ヵ月連続の減少。板紙は1.4%増で16ヵ月連続の増加。▽新聞用紙=前年同月比5.4%減、2ヵ月連続の減少▽印刷・情報用紙=前年同月比5.6%減、9ヵ月連続の減少。輸出は11.5%増、4ヵ月連続の増加▽包装用紙=前年同月比1.5%減、3ヵ月ぶりの減少。輸出は19.2%増、3ヵ月連続の増加。▽段ボール原紙=前年同月比1.3%増、16ヵ月連続の増加。輸出は12.2%減、2ヵ月連続の減少。▽白板紙=前年同月比1.9%増、7ヵ月連続の増加。
市街地再開発にイラストパネル ◆湯島本郷マーチング
町のイラストで地域活性化活動を推進しているマーチング委員会メンバーの湯島本郷マーチングのイラストが、文京区の春日・後楽園駅前地区市街地再開発事業のイラストパネルに採用された。再開発事業により建築中の現場を囲う壁面アートに採用されたもので、文京区内に点在する小石川後楽園、傳通院本堂、東京ドームシティをはじめ、旧伊勢屋質店、西片町協会、あるいは文京シビックセンター、水道橋交差点周辺の風景など地元らしさある地域の風景を大きなイラストで紹介されている。
GP認定全391工場に ◆日印産連
日本印刷産業連合会は、このほど開催した第49回グリーンプリンティング(GP)認定委員会で、新規4工場と更新15工場、合わせて19工場を認定した。この結果、GP認定工場は全391工場となる。また、同認定委員会で、GP資機材の認定を実施し、7社30製品を認定した。平成30年度の認定登録製品は671製品となる。