クールジャパンの総本山をつくる

所沢市とKADOKAWAの共同事業で実現へ

 現在、埼玉県の所沢市とKADOKAWAによる共同プロジェクトとして、文化と自然が共生した“住んでみたい”あるいは“誰もが訪れたい”と思う地域づくりを進める構想「COOL JAPAN FOREST構想」が進められている。
同構想は、所沢市の旧所沢浄化センター跡地(埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31番地3及び11/面積37,382.42㎡)に、KADOKAWAの新しい製造・物流拠点とともに、図書館・美術館・博物館といった文化コンプレックスと、その他の機能(ショップ、カフェ、イベントスペース、ホテル、オフィスなど)を付加した集客性の高い施設を融合した日本初の施設を建設。クールジャパンの総本山とも言える文化コンプレックスと街づくりの実現を目指すもの。
なお、2015年7月1日には、企画準備会社「株式会社ところざわサクラタウン」がKADOKAWAの100%出資によって設立されている。また、所沢市とKADOKAWAは、「COOL JAPAN FOREST構想」の実現に向けた検討・協議の枠組みとして、推進会議「TEAM START」(S:サクラ、T:タウン、ART:アート)を発足。TEAM STARTは、所沢市とKADOKAWAが中心となり検討を進めながらも、具体化に際してはアドバイザリーボードや所沢市民と協働して、魅力的な地域のあり方を検討する機会を設けていく。エリア内では、東所沢公園や東川沿いの桜と一体となった市民の憩いの場あるいは海外からの観光客にも楽しめるエリアとして、東京オリンピック・パラリンピックの開催までの完成を目指す。
同構想のジェネラルプロデューサーを、藤本正人所沢市長とKADOKAWAの角川歴彦会長が務め、アドバイザリーボードには森美術館の南条史生氏や作家の荒俣宏氏、イシス編集学校の松岡正剛氏、建築家の隈研吾氏などそうそうたる面々が名を連ねている。

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