業界の動き【2017年11月】
SRレポート2017を発行 ◆日印産連
日本印刷産業連合会はこのほど、印刷産業に関わる全てのステークホルダーに対し、業界全体の社会的責任の理解を得ることを目的とした「社会責任報告書 SRレポート2017」を発行した。レポートでは、①日本の印刷産業、②サステナブルな社会への貢献、③日本印刷産業連合会の社会的責任、④価値創出に向けて、⑤社会の期待に応える誠実な企業行動、⑥サステナブルな地球環境に向けて、⑦社会との情報受発信で構成する。印刷の歴史から日印産連が果たすべき社会的責任に言及し、活発な日印産連の活動をまとめている。
GP環境大賞受賞者を発表 ◆日印産連
日本印刷産業連合会はこのほど、グリーンプリンティング認定制度『2017 GP環境大賞』、『2017 GPマーク普及大賞』の受賞者を決定した。GP環境大賞にタカラトミー、東武鉄道、武蔵境自動車教習所が、GPマーク普及大賞に六三印刷が選ばれた。GP環境大賞は、地球環境への負荷低減に熱心に取り組むとともに、制度への深い理解と制度の積極的に活用していることに敬意と感謝の意を込めて贈るもの。GPマーク普及大賞はGPマーク表示に最も貢献したGP認定工場を模範として表彰するもの。
日本からも2社が受賞 ◆世界ラベルコンテスト
第28回世界ラベルコンテスト審査会が9月25日、ベルギー・ブリュッセルで行われ、ラベルインダストリーグローバルアワード式典で発表された。国内からは、全日本シール印刷協同組合連合会所属の三協タックラベルがレタープレス部門で、サンメックが複合部門でそれぞれの作品がBest of Bestに選ばれた。同賞は、2月に発表された第28回世界ラベルコンテストの各クラス優秀賞並びに審査委員特別賞などの入賞社の中から、5つの印刷方式ごとに世界ナンバー1の作品を表彰する。
印刷図書館コレクション発行 ◆印刷図書館
印刷図書館は今年迎えた70周年を記念し、約2万点を超える印刷に関する貴重な資料・収蔵品をまとめた「印刷図書館コレクション」を刊行した。同コレクションは印刷図書館所蔵の貴重な資料等を図版とともに紹介した「収蔵品図録」をはじめ、これまでの印刷図書館の歩みを記した「沿革」、「年表」に加えて、巻末に、「印刷」の過去から未来を知る上で、欠かせないタイトル1,500冊をピックアップした「主要図書リスト」を掲載している。
技能五輪4位と善戦 ◆技能五輪国際大会
第44回技能五輪国際大会(アブダビ)が10月19日に閉会し、全51競技の上位者の成績が発表された。印刷職種の日本代表選手として出場した早瀬真夏選手(亜細亜印刷)は僅差でメダル獲得を逃し、第4位だった。金メダルはフランスとブラジル、銅メダルはスイスが獲得。次回は2019年8月18日から23日まで、ロシアのカザンで開催される。