業界の動き【2017年6月】

Japan Colorデジタル印刷認証 ◆日印機工

日本印刷産業機械工業会は5月15日、Japan Color認証制度『デジタル印刷認証』の認証申請受付を開始した。デジタル印刷認証ではJapan Color2011を基本として、オフセット印刷に対するデジタル印刷の再現近似性を実現する『運用能力』を認証。工場単位で認証し、審査する対象は申請するデジタル印刷機1台。印刷前工程のワークフローも審査対象となる。認証基準はISO TS 15311-1を採用し、ISO準拠とする。申請に当たってはデジタル印刷で出力した500枚の印刷物を事務局に送付し、そのうち15枚を無作為抽出して審査する。用紙は基準の白色度よりΔE3.0以内のコート紙。

デジタル印刷認証の第一号 ◆日印機工

日本印刷産業機械工業会は5月15日からJapanColor認証制度デジタル印刷認証の受付を開始し、このほど取得第一号工場を決定した。取得工場は金羊社本社、金羊社御殿場工場、富士ゼロックスお客様価値創造センター、トッパンコミュニケーションプロダクツ朝霞工場。

全印工連、経産省と意見交換 ◆自民党中小印刷産業議員連盟

自由民主党・中小印刷産業振興議員連盟は5月26日、東京・永田町の自民党本部で総会を開き、全日本印刷工業組合連合会、経済産業省、総務省を招いて意見交換した。全印工連は昨年5月、中小印刷産業振興議員連盟の総会で、①資材値上げの価格転嫁の確実な履行、②地域の中小企業・小規模事業者等の積極的活用、③低価格競争防止策の導入、④財産権の保護(印刷データ、イラスト、写真等の権利の無償譲渡を求められるケースあり)の4項目を要望事項として提出。今回の総会では、その対応状況について、経済産業省が説明した。

CSR認定スリースターを開始 ◆全印工連

全日本印刷工業組合連合会は、CSR認定制度の最上位認定「スリースター認定」を開始した。平成27年6月に全印工連のCSR認定制度「ツースター認定」を取得した企業が今年6月に認定更新を迎える。ツースター認定企業は更新時にツースターの継続更新か、スリースター認定へのステップアップを選択することになる。スリースター認定では全印工連CSRマネジメント・システム規格のPDCAサイクルが社内に定着して、効果的で継続的なマネジメント・システムとして運用されており、かつ改善のためのレビューによって、取り組みの(またはステークホルダーに対する)中長期のビジョンが明確であることが求められている。

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