"より道"情報を教えるアプリYORIPで連携

地域を知りたい観光客の新しいツールに期待

マーチング委員会と大日本印刷(DNP)は連携し、街歩きを楽しむ旅行者などに地域の魅力を伝える"よりみち情報"の配信サービスを今年2月からスタートした。
DNPは、地域の"よりみちスポット"情報を提供する「DNP旅のよりみちアプリ YORIP(ヨリップ)」を、2015年6月から開始している。現在、12都道府県での導入が決まっており、2000スポットが登録。この度、全国58カ所でまちのイラストを活用した地域活性化に取り組んでいるマーチング委員会と連携することで、マーチング委員会が所有する約3,000点のまちなみイラストを活用した情報の配信を順次開始する。
DNPのYORIPは、ガイドブックでは紹介されていない知る人ぞ知る地域の"よりみち情報"を配信。DNPのアプリ技術と、マーチング委員会のローカルコンテンツを連携させることで、さらに楽しく、ディープな地域情報の発信が実現する。
DNPの調査によると、YORIPを活用することで、観光の拠点から目的地まで直線的だった観光ルートから、"より道"を楽しむルートへバージョンアップすることで「面白かった」と言う反応が9割を超えたという結果も得ている。
増加する外国人観光客の日本の観光ニーズには変化がみられ、かつての爆買い観光から、体験型、あるいは地域を実感できる観光を希望する人が増えていることが背景としてある。
外国人観光客の中には、地域の人が利用しているお店に行きたいといった希望が増えており、こうしたニーズに対応するアプリとして"より道"スポットを紹介するYORIPの活用が期待されている。
連携事業の第1弾として「イラストで巡る湯島本郷 by マーチング委員会」がスタートしており、オリジナルのまち歩きコースを配信している。

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