業界の動き【2017年2月】
郵便料金を改定へ ◆日本郵便
日本郵便は2017年6月1日から、第二種郵便物及び定形外郵便物の料金並びにゆうメールの運賃を改定する。DMや通知物等の需要に影響が出そうだ。郵便料金は、郵便物の減少が続く中、機械化等による生産性向上や各種コスト削減に取り組み、1994年の改定以来、2014年度の消費税増税時を除き実質的に22年間据え置かれてきた。しかし、人件費単価の上昇等により、郵便事業の収支が悪化している。大型の郵便物等の増加により、持戻り・再配達のコストが増加している。改訂後は、通常葉書が一枚52円から62円に、往復葉書が104円から124円になる。定型外郵便物、ゆうメールについては規格内、規格外によって料金を分ける。規格内は基本的に料金据え置きだが、1㎏超の大型郵便については規格外の料金が適用される。
元旦年賀郵便配達5.6%減少 ◆日本郵便
日本郵便は2017(平成29)年年賀郵便物元旦配達物数を発表した。2017(平成29)年元旦に全国で配達された年賀郵便物数(速報値)は16億440万通で、前年比5.6 %減少した。一人当たりの年賀郵便物数は約13通。2016年は約14通だった。