企業の動き【2016年3月】

コニカミノルタジャパン設立へ ◆コニカミノルタ

コニカミノルタは、4月1日付で、新会社「コニカミノルタジャパン株式会社」を設立する。同社のヘルスケア事業の国内販売会社である、コニカミノルタヘルスケア(KMHJ)を吸収分割承継会社とし、コニカミノルタの情報機器事業の国内大手アカウント販売部門及び計測機器事業の国内販売部門を承継させ、さらに、情報機器事業の国内販売会社であるコニカミノルタビジネスソリューションズを吸収合併させる予定。

連結営業利益700億円目指す ◆凸版印刷

凸版印刷は1月27日、東京都千代田区の本社ビルで新春記者懇談会を開き、今年度の経営戦略、今期の業績見通しを発表した。金子社長は「インダストリー4.0、IoTによる第4次産業革命が始まり、産業や国境の垣根を越えた変革の時代にある。印刷テクノロジーと情報武装化で新事業を創出し、リーディングカンパニーとして印刷の新時代を開拓する」と述べ、2017年度に連結営業利益700億円を目指す経営方針を示した。

drupaで新ブランド全面に ◆RMGT

リョービMHIグラフィックテクノロジー(RMGT)は、5月31日から6月10日まで、ドイツ・デュッセルドルフの見本市会場で開催されるdrupa2016に出展する。「ともに、世界へ彩りを。」を展示会テーマにブースでは新しいシンボルマーク、コーポレートメッセージ、新デザインに統一した印刷機を世界に向けて幅広く紹介する。またLED-UV乾燥装置を搭載した菊全判オフセット印刷機「RMGT 10」とA全判オフセット印刷機「RMGT 9」、ミヤコシと共同開発を進めているB2判液体トナー方式デジタルオフセット印刷機「RMGT DP7」の3モデルを展示。会場では商業印刷から厚紙パッケージ印刷まで、多様な仕事内容や顧客の課題に対応するソリューションや新技術を披露する。

情報印刷が企業価値認定 ◆企業価値協会

一般社団法人企業価値協会が実施する「2016年上期企業価値フォーラム・企業価値認定式」が2月5日、パレスホテル東京で開催され、情報印刷(神奈川県川崎市)が新規認定を授与された。同社は「人と同じことはしない」という経営理念のもと、創業から常に業界に先駆けて新しい挑戦を続けてきた。その思いは今も脈々と引き継がれており、近年、一早くハイデルベルグ社のコールドフォイル搭載菊判全判7色機+UVニスコーターを導入。高いデザイン性と「金箔」の印刷表現が高い評価を得ている。また、他社が保有する同様の設備と異なり、アジア圏で唯一、「インデックス機能」を実装しており、箔の使用量を20%軽減することでコスト削減も実現し、低価格化に繋げている。

コムテックス印刷関連事業を統合 ◆FFGSG

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズとコムテックスは、コムテックスの印刷関連事業を、4月1日付けで、FFGSの100%子会社であるFFGSグラフィックサプライ(東京都北区王子、FFGSG)が継承し、経営統合することについて、基本合意した。

世界でワイドフォーマットPR ◆富士フイルム

富士フイルムのグラフィック事業部門は2015年11月から今年1月末まで英国ケント州ブロードステアーズのFujifilm Speciality Ink Systems社UK工場はじめ、世界各地域の富士フイルムショールームで、英Inca社製のワイドフォーマットUVインクジェットプレス『Onset X』シリーズ(日本未発売)を中心とした最新のコルゲート印刷ソリューションを紹介するイベント『GLOBAL CORRUGATED SUM MIT』を開催した。イベント会期中は、富士フイルムが持つUVインクジェット技術や設備を活用して印刷物の付加価値をどのように高めることができるか、どれだけ可能性を広げるかを、セミナーや印刷実演、サンプル展示を通じて紹介した。

P-1グランプリ入選作決定 ◆モトヤ

モトヤは1月29日、30日、大阪市のOMMビルで開催した「モトヤコラボレーションフェア2016」で実施した「P-1グランプリ」と「年賀状コンテスト」の結果を発表した。P-1グランプリは印刷・デザイン関係等のプロが、テーマに沿ったポスター作品を作成して腕を競うもの。今年のテーマは「関西の食」。会期中、年賀状コンテストとともに応募作品が展示会場に掲示され、来場者の投票により入賞作品を決定した。
【P-1グランプリ】
1位 株式会社プロスキャン「一期一会の一枚」
2位 共同精版印刷株式会社「ごちそうさん。」
3位 菊田印刷株式会社「センター争い(お弁当編)」
【年賀状コンテスト】
優勝 ダイキン福祉サービス株式会社

耐水・耐火性の写真素材 ◆面影屋

『印刷通販徹底比較』を運営する面影屋は耐火・水で災害に強い写真「エバーフォト」を商品化し、イメージ・マジックを通して販売、サービスを開始した。エバーフォトは耐火性、耐水性に優れた写真素材。約1㎜の厚みのある特殊な耐久加工を施したアルミプレートを利用し、昇華転写方式で写真をプリントする。東日本大震災などの災害では大切な思い出を記録した多くの写真が失われた。同社では万が一の災害で大切な写真が失われないようエバーフォトを企画した。加工・販売は印刷通販サイト『オリジナルプリント』を運営するイメージ・マジックが行う。

シールの通販サイトを刷新 ◆インパム

岡山市南区洲崎のインパムは、インターネットでシール印刷を注文できる通販サイト「シールカフェ」を大幅リニューアルし、「シールカフェ+(プラス)」を開始した。「シールカフェ」は主に和洋菓子店を中心にサービスを展開してきたが、新サイトでは飲食店、化粧品業界など様々な業種にも対応できるラインアップを整えた。
同社は創業から65年、シール印刷を中心に地元岡山、東京、神戸を始めとして全国で営業を展開している。

アントラーズとスポンサー契約 ◆理想科学工業

理想科学工業は、このたび茨城県鹿嶋市を本拠地とするプロサッカークラブ 鹿島アントラーズF.Cとクラブオフィシャルスポンサー契約を締結した。同クラブユニフォームシャツの背中裾部分には同社の企業ロゴマークが掲出される。同社は昭和40年に茨城県に最初の事業所を開設。現在、県内には開発の中心拠点である「理想開発センター」(つくば市)、製造の中心拠点である「筑波事業所」「霞ヶ浦事業所」(ともに稲敷郡阿見町)等がある。

多言語対応オリジナルパッケージ ◆大日本印刷

大日本印刷は菓子や食品、日用品などのパッケージに、生活者が撮影した写真や作成したイラストなどをその場で印刷できるシステム「DNPパッケージプリント・オンデマンド(手置き型)Prio-self(プリオセルフ)」で、最大5つの言語に対応したシステムを開発した。新システムは、ネスレ日本が、酒々井プレミアム・アウトレットに期間限定で開設する「キットカット プレミアムギフトショップ」に採用され、2月3日から5月8日まで利用できる。

江東ブランドに認定 ◆プライズコミュニケーション

東京都江東区のプライズコミュニケーションは、このほど「平成27年度江東ブランド認定企業」に選ばれた。「江東ブランド」は、優れた製品(部品含む)・技術により革新的に事業展開の道を切り開いている企業を認定する制度。同社は印刷業務及び自社開発「スパダン」商品の製造販売で選定された。
「スパダン」は軽くて強度の高い紙製のボード。同社ではスパダンにUVインクジェットプリンタで装飾した各種製品を販売している。

日本機械工業連合会会長賞 ◆SCREEN

SCREENホールディングスは、グループ会社であるSCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズが開発・販売するプリント基板用直接描画装置「Ledia 5(レディア・ファイブ)」がこのほど、一般社団法人日本機械工業連合会主催の「第36回優秀省エネルギー機器表彰」で、「日本機械工業連合会会長賞」を受賞したと発表した。

産業用インクジェットで協業 ◆リコー・日立ハイテク

リコーと日立ハイテクノロジーズの100%子会社である日立ハイテクファインシステムズは、産業用インクジェットプリントシステムの製造および販売で戦略的に協業することで合意した。今後、産業用印刷市場での事業拡大を図る。リコーはインクジェットヘッド、インク、画像処理、作像プロセスなどに関するコア技術を提供し、インクジェットヘッドとインクを開発・製造。日立ハイテクファインシステムズは顧客の個別ニーズに合わせカスタマイズした自動化システムの開発・製造、アフターサポートを含めたトータルソリューションを提供する。

オリジナルのリングノート ◆ケープリント

東京都江東区のケープリントは1月27日、スマートフォンやパソコンの写真で簡単にオリジナルリングノートを作れる『フォリノ』を開始した。フォリノはスマホやパソコンに保存されている写真や、オリジナルのイラストをアップロードするだけでリングノートの表紙が気軽につくる事ができるサービス。表紙の表と裏にオリジナルの画像を入れられるほか、5種類のタイプからリングノートの中身を選ぶことができる。

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