業界の動き【2016年2月】
次期会長候補に中村氏 ◆ジャグラ
日本グラフィックサービス工業会の次期役員選考委員会が1月8日、東京都中央区のニッケイビルで開催され、次期会長候補に中村耀氏(東京・新宿、NS印刷製本)が選ばれた。次期役員候補者は6月25日、北海道札幌市の札幌パークホテルで開催される総会で上程される。中村氏は現ジャグラ東京都支部長(公益社団法人東京グラフィックサービス工業会会長)。
27年度補正でものづくり補助金 ◆経産省
経済産業省はこのほど「平成27年度補正予算案」を発表した。「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」では補助金1,020.5億円を予定している。同補助金の目的は、国内外のニーズに対応したサービスやものづくりの新事業を創出するため、認定支援機関と連携して、革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行う中小企業・小規模事業者の設備投資等を支援する。条件は、認定支援機関の全面バックアップを得た事業を行う中小企業・小規模事業者で、以下のいずれかに取り組むことが対象となる。
下請実態把握へ調査 ◆中小企業庁
中小企業庁は、下請等中小企業の取引条件の改善の状況や課題について具体的に把握するため、大企業及び中小企業それぞれに対する調査を行う。調査結果は3月を目途にとりまとめるとともに、調査結果を踏まえて必要な対策を講じる。目的は中小企業・小規模事業者が賃上げをしやすい環境を作ること。そのための下請等中小企業の取引条件の改善を促す。昨年12月21日に開催された「下請等中小企業の取引条件改善に関する関係府省等連絡会議」での議論を踏まえ、「経済の好循環実現に向けた政労使会議」の合意・決定に基づく価格転嫁等の取り組み状況をはじめ、取引条件の改善に関する状況や課題を把握する。大企業向けの調査対象事業者は資本金3億円超の事業者、約1万5,000社程度。委託先事業者を通じ、対象事業者の代表者宛てに郵送で送付調査書を送付する。中小企業向けには中小企業約1万社に対し、モニター企業にWeb上でアンケートを行う。
MUDコンペ入賞作を発表 ◆全印工連
全日本印刷工業組合連合会は「第9回メディア・ユニバーサルデザインコンペティション」の入賞作品を発表した。経済産業大臣賞に一般の部から大阪シーリング印刷株式会社(大阪府)の「避難所サポートセット」、学生の部から静岡デザイン専門学校(静岡市)の「遊んで学ぼう!みんなのマークカルタ」が選ばれた。今回の応募総数は275点。一般から76点、学生から199点が集まった。
技術継承セミナーⅡをDVD化 ◆全日シール
全日本シール印刷協同組合連合会は、昨年8月に大阪で行われた若手オペレーター向け研修会の模様を収録・編集した「技術伝承セミナーⅡ」のDVDを、1月20日に発売開始する。同セミナーは、2014年から実施している事業の一つで、今回は『凸版間欠機』による技術指導の模様を収録・編集している。セミナーは、同連合会技術委員長の山下庫太氏、同技術委員の西野恒雄氏の全面協力のもと行われ、2台のカメラで延べ15時間にわたり収録。それを3券、約5時間にまとめた。