季節と嗜好にあわせてデザインリニューアル

パッケージ変更で飲料市場開拓へ

JR東日本ウォータービジネスは、エキナカから"ここにしかない価値"を届けるアキュアメイドブランドとして、ペットボトルの緑茶「朝の茶事」のHOT専用商品の味覚とパッケージデザインをリニューアルしている。デザインのリニューアルは、秋から冬という肌寒く感じる季節や、寒さの厳しい時季のエキナカでのHOT緑茶の飲料シーンの徹底分析にもとづくもの。
特長的なリニューアルポイントはデザインで、緑茶のHOT専用品であることを表現し、最盛期となる冬場では、ひと目でHOT商品であると判断できるように工夫。寒いホームの自販機で、思わず手に取りたくなるような温かみを感じるものにしたという。
リニューアルのベースとなった現状分析とは、自販機POSデータから購入時間帯・購入時期、リピート購入等を分析し、メインターゲットとなる女性の飲用シーンを徹底追及している。それによると、9月頃から気温に敏感な女性のHOT商品の購入の意向が高まり、男性に関しては寒さが本格化する11月頃からHOT商品の購入意向が急激に高まるという。
そこで、自販機で商品を購入する際に必ず見る商品見本を9~10月と11~2月で変更し、秋口の肌寒さを感じた女性が自販機を見てすぐに香ばしい味わいが創造できるようなデザインに、冬場は男性が直感的に温かみを感じられるようなデザインに変化させることで、市場開拓を狙う。
パッケージだけではなく、味わいについても女性に好評の香ばしい味わいを進化させ、香り高さはそのままに、緑茶らしい味わいに仕上げている。緑茶などを含む無糖茶飲料の市場は7,700億円ともいわれており、これからも拡大する見込みだという。それにあわせて、近年のエキナカ需要の喚起があり、"エキナカ×飲料"マーケットが注目されている。

イベント情報&業界ニューストップへ