ダイレクトメールを点検する「DM点検サービス」
専門家の客観的な評価と定量評価がセット
情報管理ソリューションのトッパン・フォームズは、ダイレクトメール(DM)について、専門家の評価による「マニュアル点検」、ソフトウェアを用いた定量的な評価をする「システム点検」、課題点を報告する「総評」の3段階で点検し、改善点を迅速に把握できる新サービス「DM点検パック」提供している。
インターネットの世界では、画面のユーザビリティーを向上させるために、専門家による客観的評価(ヒューリスティック評価)が広く行われている。しかし、従来からマーケット開拓の手段として利用されてきたDMについては、製作ノウハウは伝承的なものが多く、客観的な評価は行われてこなかったというのが現状だ。
そこでトッパン・フォームズでは、社内外の専門家の知見を基にしたDMを客観的に評価する独自指標を開発。ここには同社が10年間で収集した約4万点のDMを観察・分析したデータ、視線計測調査を中心とした生活者のDM開封・閲覧行動調査の結果、社内外の脳科学実験のノウハウが取り入れ、指標となっている。この独自指標を活用することで、常に一定の指標に基づいた評価・改善提案が可能となり、DMを出す顧客と生活者のDMコミュニケーションの向上に貢献する、としている。
「マニュアル点検」では、DMの紙面の構成要素を、合致性、戦略性など100以上のチェック項目に渡って評価する。「システム点検」では、米3M社の『視線予測サービス』を用いた注目度のチェックや情報量の適切さなど定量的な評価を行う。そして「総評」では、同社のDM専門家が「マニュアル点検」「システム点検」での評価結果やその他の課題点についてまとめたレポートの報告・説明をする。料金は、1つのDMにつき20万円、標準納期は2週間。