BPO市場は年率8.2％の高い伸びに
印刷関連のドキュメントアウトソーシングに期待
調査会社のIDC Japanによると、2013年の国内ドキュメントアウトソーシングサービス市場の売上額は2,558億5,800万円。2013年から2018年にかけて年間平均成長率7.2％で拡大し、2018年の市場規模を3,622億400万円と予測している。
ドキュメントアウトソーシングサービスは、企業におけるドキュメントの印刷／スキャン／処理といったあらゆる業務に関するアウトソーシングサービス。このサービスは、欧米を中心に市場が大きく拡大しており、国内での動向が注目されている。中でもBPO（ビジネスプロセスアウトソーシング）ドキュメントサービスが最大の売上を占め、請求・明細書やダイレクトメールなどの印刷／発送を一括してアウトソーシングする、出力業務関連のBPOドキュメントサービスは1,716億3,800万円となった。
また、印刷だけではなく、返送された書類の入力やエンドユーザーからの問い合わせ対応など関連する業務全体をアウトソーシングする、関連業務全般に関するBPOドキュメントサービスは479億4,800万円。その他の分野の売上は、インハウスプロダクションプリントサービスが120億8,700万円、イメージング／ドキュメントアーカイブサービスが202億9,100万円、プリントソーシング／プロキュアメントサービスが38億9,500万円となっている。
国内ドキュメントアウトソーシングサービス市場は今後も堅実な成長が期待されている。2013年～2018年のBPOドキュメントサービス（出力業務）の年平均成長率は8.2％とドキュメントアウトソーシング市場の中でも高い伸びが予測されている。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内ドキュメントアウトソーシングサービス市場 2013年の実績と2014年～2018年の予測」にその詳細が報告されている。
