LINE 全国で5,200万人が利用

広がるネットサービス、企業や官公庁も活用

無料通話・メールアプリ「LINE」の利用者が全国で5,200万人を突破した。株式会社ジャストシステムの、「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2014年4月度)」によると、15歳から69歳までの「LINE」利用率は39.3%とほぼ4割に達した。10代女性だけを見ると7割を超えた。最近では一般企業や官公庁でも活用が広がっている。
また総務省情報通信政策研究所は2013年11月~12月に実施した「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の速報値を公表した。主なソーシャルメディアの利用率では、前年に引き続き1位となったLINEの利用率が倍増した。また今回から調査対象に加えられたGoogle+が2位になっている。LINEの利用率は20代で80.3%となっており、30代以下のすべての年代で半数以上が利用している。2位のGoogle+の利用率も20代が最も高く45.3%。30代以下のすべての年代で30%以上が利用している。20代と30代でGoogle+を上回った3位のFacebookは、20代の57%が使用。4位のTwitterは10代と20代でGoogle+を上回っている。
ユーザーが世界で5億人に迫る勢いの無料通信アプリ「LINE」の主要機能は、「音声通話」とメッセージ機能「トーク」の2つ。相手がどの携帯電話会社でも、どのスマートフォンを使っていても、LINEユーザー同士なら話し放題、送り放題になる。電話回線でなくインターネットで通信し、通話料金ではなくパケット通信料がかかる。スマホであればほとんどの人が加入している「パケット定額サービス」により、いくら使っても別料金は発生しない。LINEは文字だけではなく「スタンプ」と呼ばれる大型絵文字も使えるのが特徴。またLINEの友達とスコアを競える「LINEゲーム」も、たくさん遊ぼうとすると有料になる仕組みとなっている。

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