世界のどこでも同一のサービスを提供する

グローバル・パートナー契約を締結

キヤノンは、ドイツのフォルクスワーゲン社(以下、VW)と、複合機とソリューションを提供するサービスのグローバル・パートナー契約を締結した。これによりキヤノンでは今後の数年間、世界各国のVWグループの拠点に、複合機およびレーザープリンターの納入と各種ソリューション・サービスを提供していく。
今回のグローバル・パートナー契約は、キヤノンの顧客ニーズに適合したアプリケーションの新規開拓と、世界中どの地域でも同一のソリューションの提供が可能な技術力や機器の信頼性が評価されて締結に至ったもの。この背景には、企業のグローバル展開をどこまで支援できる企業なのか、という評価がパートナー企業の要素として求められていることが判る。
パートナー企業の選定基準にあたって、「グローバル企業のオフィス機器サプライヤーに対する要望は高まりを見せており、世界共通での統一サービスや情報セキュリティーの提供、一極集中購買などが重要」「社会貢献活動など企業の社会的責任に対する要求の高まり」といった言葉が含まれている。
つまりそこには、デジタル化によって同一のデータがどこでも共有できる時代であるからこそ、消費者に手渡すカタログやマニュアル等も、国や地域が異なっても同等の品質のもの手渡していきたいというニーズがある。それによって顧客企業は、自社ブランドを守ることにも繋がるといえる。
また、こうした事業環境への適応に加えて、"企業の社会貢献"という言葉からは、グローバルな時代であるからこそパートナー企業には質の高い企業姿勢も求められているといえる。なおキヤノンでは、グローバルに事業を展開している顧客への商談対応組織「Canon Global Services」を拡充。専用サイトも立ち上げており、同サイトは23カ国で対応している。

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