三越伊勢丹とカタログ通販で提携

全国2万郵便局とネットショップで展開

日本郵便の子会社である郵便局物販サービスと三越伊勢丹ホールディングス及び同社の子会社である三越伊勢丹通信販売は、カタログ通販の合弁会社「株式会社JP 三越マーチャンダイジング」(JPMM)を4月1日に設立した。
4月16日からJPMMが商品を提供し、郵便局物販サービスが販売者となる、JP セレクト「誕生祭」カタログを、全国約20,000局以上の郵便局と郵便局のネットショップで展開する。
同カタログは、日本郵政グループと三越伊勢丹グループがコラボして提案する、非食品分野の商品を中心とした「JP セレクト」カタログの創刊号として発刊される。「JP セレクト」カタログでは、地域に根ざした郵便局の全国ネットワークと、百貨店が長年にわたって培ってきた商品力を生かし、毎日の暮らしをより楽しく豊かにする"いいもの"を選りすぐって紹介する。
創刊号は「誕生祭」と題し、上質で洗練された衣料品や服飾雑貨を中心に、機能にこだわったアイテムまで、厳選した商品を取りそろえている。日頃から郵便局を利用する40代以上をメインターゲットに、シニア層も対象となる。
これまで日本郵便の物販事業では、食品を中心としたカタログを主に展開。今回のJP セレクト「誕生祭」カタログは、2013年10月に7道県の約5,000局で試行展開していた。
日本郵便は民営化以降、奪われていたシェアを取り戻すため、様々な事業を立ち上げている。三越伊勢丹と連携したカタログ通販もその1つ。すでにネット販売を展開しており、挨拶状や名刺などを受注する「総合印刷サービス」も手掛けている。今後、印刷関連サービスにも力を入れていくと見られ、同社の動向には注視していく必要がある。通販で販売した商品の配送はもちろん「ゆうパック」である。

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