企業の動き【2013年8月】

資本業務提携交わす ◆金羊社、廣済堂

3月29日付で金羊社との業務提携に向けた基本合意書を締結した廣済堂は7月5日の取締役会で、金羊社の発行株式数の38.9%を取得して筆頭株主となり、金羊社と資本業務提携を行うことを決議した。同日、東京都港区芝の廣済堂本社での調印式後、廣済堂・長代厚生社長と金羊社・浅野健社長が記者会見を開き、業務提携を発表した。今回の資本業務提携は両社が保有する事業ノウハウ、営業、技術、生産、人事交流等の経営資源を包括的に活用することを目的としている。本年度は金羊社がもつ水性フレキソ印刷事業の営業協力や両社のITサービス事業の強化、主力の印刷時業における相互の顧客、商材リソースを利用した事業の拡大に取り組み、相乗効果を高める。

プリンティングナビ盛況に ◆姫路モトヤ

姫路モトヤは、7月26日、27日の両日、神戸市の神戸サンボーホールで「Just Now!~いつやるか?今でしょう!~」をテーマに印刷総合機材展「PRINTING NAVI2013」を開催した。今回は、特別企画のトークセッションとして、「リブランディングって?」をテーマに、ブランディングがどのように顧客を変えていくかを実例から紹介した。また、両日とも午後に2回実施したセミナーもビジネス情報を盛りだくさん提供し、連日満員となった。

お客様中心主義を徹底 ◆コニカミノルタBS

コニカミノルタビジネスソリューションズは6月24日、記者会見を開き、2012年度の業績と2013年度の事業展開を説明した。2012年度の売上は前年比104%。デジタル印刷で使われるプロダクションプリンターの2012年度の国内シェアは39%。出力枚数は前年比122%の大幅増加となり、業界平均の104%を大きく超えた。2013年度の基本方針は「お客様中心主義」の徹底。①オフィスプロダクト、②プロダクションプリント、③ソリューションの3つの事業を柱に、“アカウントマネジメント”の徹底と、“プリントビジネスコンシェルジュ”構想に基づく高付加価値の提供と対応力の向上によるお客様満足度向上を図る。

鈴木英人展を開催 ◆三菱製紙

三菱製紙は7月1日から7月31日まで、東京都墨田区両国の本社11Fの「PAPER DESIGN SQUARE」で企画展「鈴木英人作品で見る『インキと紙の追求。』」を開催した。企画展では、イラストレーターの鈴木氏の作品を使い、インキと紙とのコラボレーションによる表現豊かな印刷手法をポスターとポストカードで紹介した。

新ラベル用トナーを開発 ◆ザイコン

ザイコンジャパンは熱に敏感な素材の印刷に適したデジタルラベル印刷機用新トナー「ICEトナー」を発表した。「ICEトナー」は一定温度で作用するように設計された新トナーで、ポリエスチレンやサーマルラベルのような熱に敏感な素材に負担をかけずに印刷できる。ザイコンのQAトナーの技術をベースに、高品質、高耐光性、白トナーの高隠蔽性、事前コーティング不要で従来からの素材に印刷できるといった利点を維持。全てのXeikon3000シリーズで利用できる。

プライベートショーが好評 ◆リコー

リコーのプライベートショー「Value Presentation2013」が7月17、18日の両日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開催され、クラウドや出力を融合させた同社の最新ソリューションが提案された。プライベートショーでは経営基盤強化ゾーン、ワークスタイル変革ゾーン、業務プロセス改革ゾーン、売上拡大ゾーンの4つのゾーンで、新製品をはじめ同社の主力製品を出展。主にオフィス環境の効率化と最適化を実現するソリューションほか、最新のデジタル印刷システムなども提案された。

ADC展は8,500点が応募 ◆ggg

大日本印刷のギンザグラフィックギャラリー(ggg)では、7月4日から29日まで、恒例の「ADC展」を開催した。ACD展は、日本を代表するアートディレクター76人で構成する東京アートディレクターズクラブの全会員により、1年間にわたり発表・使用・掲載された広告メディアから優れた作品を表彰するADC賞受賞作品を展示・紹介するもの。今年は約8,500点の応募があり、グランプリは、21-21 DESIGN SIGHT、三宅一生デザイン文化財団、NHKエデュケーショナルによるNHK「デザインあ展」が受賞した。

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