企業の動き【2013年12月】

O2O戦略で意見交わす ◆共同印刷

共同印刷は、10月17日、東京・JR秋葉原駅近くのアキバプラザ6階セミナールームでパネルディスカッション「生活者に選ばれるためのO2O戦略」を開催し、流通業界などで取り組まれているO2O(オンライン・トゥ・オフライン)戦略の事例や実践するためのソリューションなどについて紹介した。

CFP表示を短縮化 ◆ハタ技研

東京都羽村市のハタ技術研究社はこのほど日本水なし印刷協会(日本WPA)が推進する「カーボンフットプリント・コミュニケーション・プログラム」のシステム認証に参加し、印刷物へのカーボンフットプリント(CFP)マークの添付が短期間で可能となった。CFPマークとは、製品の製造から廃棄に至るライフサイクルで発生したCO2量を示すもので、出版・商業印刷物(中間財)、宣伝用および業務用印刷物にも掲示が可能となっている。CFPマークで示すCO2排出量の算定は複雑で、かつ、産業環境管理協会に個品ごとのCFP申請を提出してから、検証を受け、登録公開する手順になっている。このため、これまでは算出から検証・登録までに時間がかかり、印刷物にCFPを表示したいクライアントの要望に沿うことが難しかった。

M&Aの現状解説 ◆日本M&Aセンター

日本M&Aセンターは10月16日、東京都千代田区の本社で会見を開き、三宅卓社長がM&A(企業の合併買収)の現状と同社の取り組みについて説明した。三宅社長は2012年以降、団塊世代が65歳となることを受け、引退を前に後継者問題が顕在化していると指摘。帝国データバンクが2011年12月末に発表した「後継者不在企業の実態調査」によると、約40万8,000社のうち後継者不在企業が26万9,000社と全体の65.9%に及ぶことからも裏付けされている。

ジャグラ年賀デザインに箔 ◆長瀬印刷

長瀬印刷はこのほどジャグラが会員向けに提供する「2014年版午年年賀状デザインデータ」のうち、9点の作品に箔加工印刷を施したサンプルを配布した。ジャグラが提供する年賀状デザインは、会員限定で無料使用が認められており、ジャグラホームページから入賞作品をダウンロードし、自社の年賀状印刷サービスとして販売できる。長瀬印刷はジャグラ経営委員会の許諾を得て、サンプルを印刷。ジャグラが提供するデザインの付加価値がさらに高まることを紹介している。

グラビア印刷で配線 ◆KOMORI

小森コーポレーションは10月22日、神奈川県横浜市のヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで会見を開き、台湾工業技術研究院(ITRI)と共同開発したプリンテッドエレクトロニクス(PE)向けのグラビアオフセット印刷技術を発表した。今回発表した技術は、9μmのL(ライン)/S(スペース)を実現した配線印刷技術。

デザイナーズウィークに出展 ◆ミラテック

ミラテックは、10月26日から11月4日まで、明治神宮外苑で開催されていた国際的なクリエイティブイベント「TOKYO DESIGNERS WEEK 2013」に出展し、自社のオリジナルブランド商材『はなぶさ』を紹介した。『はなぶさ』は、同社デザイナーの滝野月深さんによる細部までこだわった商材。

速乾印刷、福岡で盛況に ◆アグフア

日本アグフア・ゲバルトは11月7日、ホテルニューオータニ博多で速乾印刷セミナーを開催し、現像レスCTPアズーラTSによる油性インキの「速乾印刷」の原理と効果を解説した。約60名が参加したセミナー終了後は、福岡市の秀巧社印刷で実演を行い、実際の速乾印刷を体感した。

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