業界の動き【2013年12月】

出荷額下げ幅が改善 ◆工業統計速報

経済産業省が発表した平成24年度工業統計速報によると、印刷・同関連業の製造品出荷額等(従業者4人以上)は、5兆4,735億7,300万円で前年比1.4%減。平成23年度の同8.2%減に比べて下げ幅は改善したが、引き続き減少している。原材料使用額等は同2兆8,500億7,800万円と0.7%増加した。付加価値額は2兆3,517億6,200万円で同6.5%減少している。事業所数は1万2,811事業所で同9.6%減と、平成23年度に増加したが、再び減少に転じた。従業員数は27万9,416人で同2.5%減と、引き続き減少し、企業の統廃合が進んでいることを感じさせる。

消費税転嫁でカルテル結成 ◆日印産連

日本印刷産業連合会はこのほど、加盟10団体に対し、「消費税の転嫁及び表示方法の決定に係る共同行為(カルテル)」を結成する方向を明らかにし、10団体に参加を要請している。来年4月に消費税が8%に増税されることを受け、来年4月1日から平成29年3月31日までの時限措置として「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法」が施行された。この中で、事業者または事業者団体は公正取引委員会に事前の届けを出すことで、消費税の転嫁及び表示の方法の決定に係る転嫁・表示カルテルの独占禁止法適用除外を受けることができる。日印産連は、転嫁・表示の両カルテルの結成に向け、準備を進めている。

島村理事長続投へ ◆東印工組

東京都印刷工業組合は、来期の役員改選に伴い、11月7日に常任理事候補者推薦委員会を開催し、現理事長の島村博之氏(江東支部、六三印刷会長)を次期理事長として推薦した。今後、島村理事長が副理事長候補、専務理事候補、常務理事候補を順次推薦していく。

BPO展開企業が増加 ◆フォーム工連

日本フォーム印刷工業組合連合会がこのほどまとめた「フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書」によると、業務プロセスを一括受託する「BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)」サービスに取り組む企業がフォーム業界で増加している。調査によると、「すでに展開している」会員が33.3%、「現在検討している」会員が20.3%の結果となり、「全く検討していない」と回答した会員が初めて50%を切ったことが報告されている。

創業補助金の申請受付開始 ◆中小企業基盤整備機構

中小企業基盤整備機構は12月24日まで第3回創業補助金の申請を受け付けている。同補助金は全国中小企業を対象に業態転換や新事業、新分野への進出に対し、第二創業で上限500万円(補助率3分の2以内)を補助する。申請書提出は各都道府県で異なる。

秋の叙勲褒章に業界から4氏 ◆叙勲褒章

平成25年秋の叙勲・褒章がこのほど発表され、印刷業界から4名が受章の栄に浴した。旭日双光章を荒川龍治氏(誠文社印刷㈱取締役会長、東京都印刷工業組合参与理事、元全日本印刷工業組合常務理事)、須垣純夫氏(富山スガキ㈱代表取締役社長、富山県印刷工業組合理事、元全日本印刷工業組合連合会理事)、黄綬褒章を髙井昭弘氏(㈱プリ・テック取締役会長、全日本印刷工業組合連合会相談役、愛知県印刷工業組合顧問・理事)、藍綬褒章を三浦賢司氏(元シール印刷大阪府協同組合理事長)が受賞した。

書協にポジフィルム廃止を要請 ◆印刷工業会

印刷工業会の出版印刷部会は9月に一般社団法人日本書籍出版協会に対し、「ポジフィルムの廃止のお願い」を提出した。印刷業界は従来から出版社のポジフィルムを保管し、再販にニーズに応えてきたが、デジタル化によって、フィルムベースの刷版工程に代わり、デジタルデータに基づくCTPの比率が大きくなっている。

GPキャラ名"ジッピー"に ◆日印産連

日本印刷産業連合会はこのほど、環境への負荷低減印刷を認定する「グリーンプリンティング認定制度」のPRキャラクターの名称を「ジッピー」に決定した。ジッピーは認定を受けた工場で出荷される印刷物に掲示できる「GPマーク」を手にしており、GPマークがイメージする環境へのやさしさを表すグリーンの若葉を翼に持ち、GPマークのレベルを示す星の冠をかぶっている。ジッピーの名称は商標登録されている。

85点のビジネスアイデア集まる ◆東京グラフィックス

東京グラフィックサービス工業会が募集していた「東グラフェスタ~アイデアの祭典~ビジネスアイデアコンテスト2013」の応募作品が85点集まった。青年組織のFACEが企画したもの。今後、審査で優秀作品を選び、1月15日、東京都文京区の椿山荘で開催する新春賀詞交歓会で表彰式を行う。

個人情報保護のガイド発行 ◆東京グラフィックス

東京グラフィックサービス工業会は11月19日、個人情報保護に関わるチェックポイントをまとめた「印刷・グラフィックサービスのための個人情報保護の要点ガイド」を発行した。ガイドは個人情報保護の必要性や事故防止対策、Q&A、事故事例などでまとめられている。昨今のスマートフォンの普及を見据え、スマートフォンの情報セキュリティ対策にも触れている。

最優秀賞に今村さん ◆心に響く…北のエピソード

「心に響く…北のエピソード」実行委員会(構成=北海道印刷工業組合、日本グラフィックサービス工業会北海道支部、サクマ)による「第5回「心に響く…北のエピソード」の表彰式が11月16日、札幌市の札幌プリンスホテル国際館パミールで開催され入選作が表彰された。最優秀賞・北海道知事賞には札幌市の今村彰子さんの作品「七福神のお米」が選ばれた。

ポータルサイトを検討 ◆GC東京

東京グラフィックコミュニケーションズ工業組合のマーケティング部会が中心となって、GC業界の情報等を内外に発信するポータルサイトの作成を検討している。ポータルサイトは、一般ユーザーの視点から分かりやすいページを構成し、DTPやデジタルコンテンツ制作に関する「Q&Aコーナー」や、具体的な事例コーナーを通じて、GC業界の仕事とは何かを情報発信する。

PODメーカーがアピール ◆東印工組

東京都印刷工業組合は10月21日、日本印刷会館で、パートナーシップ会員とのコラボレーションセミナーを開催し、PODメーカー4社が自社のソリューションをアピールした。パートナーシップ会員は今年度からスタートした賛助会員制度。現在、印刷関連メーカー、ベンダー24社が入会。第1回目となるセミナーでは、キヤノンマーケティングジャパン、コニカミノルタビジネスソリューションズ、富士ゼロックス、リコージャパンのPOD関連ベンダー4社が講演した。

協賛会との一体化検討 ◆全日シール

全日本シール印刷協同組合連合会は協賛会との組織改革への取り組みの意向を発表した。現在、先般開催された全国理事会で指摘のあった全日シールと協賛会との一体化を進めていく方向で検討。今後、協賛会の役員と東京正札シールの理事長、副理事長ならびに小宮山会長の間で、話し合が進められることとなった。

ラベルミニ展が盛況に ◆東京ラベル協組

東京都ラベル印刷協同組合は11月16日、東京都台東区の東商センター3階展示場で第15回ラベル関連ミニ機材展を開催された。今回、17社が最新鋭の機資材とソリューションを展示。第23回シールラベルコンテストの作品展示やプレゼンも企画された。

観光テーマに講演会 ◆宮城関連協

宮城県印刷・関連業連絡協議会は11月29日、仙台市宮城野区の宮城県印刷会館で関連協講演会を開催する。講演会ではまいまい京都実行委員長の以倉敬之氏を講師に迎え、「地域資源を観光商品に。今、注目を集める『着地型観光』とは。~京都の住民がガイドする京都ミニツアー『まいまい京都』の試み~」を演題に、印刷会社の地域活性サポートの方策を探る。

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