製本用語集

つきもの、つけもの (付き物、付け物)annexed matter/appendix/supplement

書籍や雑誌の本文以外の扉・口絵・ハガキ・売上げカードなどの付属印刷物を総称して付き物という。書籍では口絵・序文・はしがき・目次・凡例など。雑誌では前付け広告・目次に対して、本文のうしろに入る印刷物が後付け、書籍では巻末に入れる付図・諸表・奥付などがある。 カバー(ブックジャケット)、製函の印刷物なども付き物類に入る。このうち、一冊の本に綴じられないカバー・腰帯・はがき・売り上げカード・出版目録等の印刷物は、カバー掛け機械(トライオート等)により自動的にカバー掛け・投げ込みされる。雑誌製本は貼り込みや投げ込みにより処理している。本紙と一緒にとじることができない場合は専用の投げ込み機械が開発されている。中とじ機でも投げ込みステーション(エア吹きつけとブラシによる押さえ装置)をライン中に付設して、付き物の投げ入れ自動化がアメリカで行われている。