製本用語集

せあき (背空き)case clearance

上製本の表紙の背が中身の背に接している部分で、芯ボール(板紙)がどれくらい空いているか、その間の空きぐあいを「背空き」という。中身を背貼りした背幅と溝(みぞ)の寸法を加えた寸法である。同じ束厚でも、丸背は背に丸みを出す分だけ角背より背空きが広くなる。角背は、中身の束厚に表裏の芯ボールの厚さを加えた寸法が背紙(板紙)の幅となり、さらに背ボールの厚さと溝幅の決め方は、平ボールの左右の断ち寸法と板紙の厚さによって決まる。